やまに

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八十八夜を前に — 新茶の季節に届いた抹茶碗と燕三条の茶こし

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Apr21

ゴールデンウィーク少し前、5月2日は「八十八夜」です。

「夏も近づく八十八夜〜」で始まるあの茶摘み唄、小学校の音楽の教科書で一度は歌った人が多いんじゃないでしょうか。
立春から数えて88日目の日、という意味で、昔から茶摘みが最も盛んになる時期とされてきました。

八十八夜に摘まれた新茶は「不老長寿の縁起物」と言われて、この日に飲んだお茶は一年健康に過ごせる、なんていう言い伝えもあります。まあ、実際のところは「ちょうど新茶が美味しい時期」ということなんですが、こういう季節の区切りって、食器を扱う身としてはどうしても気になるんですよね。

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「道具を出す季節」が、年に何回かある

うちのような卸屋から見ると、一年の中で「道具が動く季節」が何回かあります。

年末の節句・お正月、春の新生活、そして5月の新茶。
人が新しく何かを始めるときに、食器や湯呑みを揃え直す方が多い。「家で美味しいお茶を飲みたいな」という気持ちが一番素直に出る季節が、今くらいから初夏にかけてなんです。

今週の新商品も、ちょうどそういう気分に合う品揃えになりました。

「青釉金流し 抹茶碗」— 美濃焼の釉薬が語る景色

今週の目玉は、美濃焼の「青釉金流し 抹茶碗」(木箱入り)です。

青釉(せいゆう)の上から「うのふ」を流しかけて焼き上げた抹茶碗で、窯の中で起こる偶然の景色がそのまま器になる、いわゆる「窯変」の美しさを楽しめる一点です。
同じ型を同じ職人が焼いても、二つとして同じものが出てこない。釉薬の流れ方・色の出方がそれぞれ違うので、まさに一期一会の抹茶碗です。

本格的な茶道具としてももちろん使えますし、お茶漬け丼やデザートボウルとして現代の食卓に取り入れるのもアリ。木箱入りなので、母の日やちょっとしたギフトにも向いています。

燕三条のハンドル付き茶こし 3サイズ

抹茶碗と一緒に、もう一つ紹介したい新商品が燕三条のハンドル付き茶こしです。
径 約62mm/約74mm/約82mm の3サイズ展開で、中央に十字の補強が入っているので、抹茶粉を篩う(ふるう)のに本当に使いやすい。

抹茶を点てる前に、ダマにならないようにざっと篩うだけで味が別物になるんですよね。
普段の煎茶用の茶こしとしても重宝しますし、料理で粉糖やココアを振るときにも使えます。

日本の金属加工の聖地・燕三条の一品。「道具に少し投資する」のが楽しくなる季節です。

特価品B級品も11アイテム入荷

今週はあわせて、美濃焼の特価品(B級品)11アイテムが入荷しました。

B品とはいえ、現場で「これはまだ使える」と判断されたもの。ちょっとした釉薬のムラや形の歪みがあるだけで、普段使いにはまったく支障ありません。
「人に出すお皿」ではなく「自分が毎日使うお皿」を少し贅沢にしたい方には、むしろおすすめです。

お茶と道具と、GWの静かな時間

GWは毎年、なんだか忙しいようで静かな時間が生まれたりします。
家族と過ごすにせよ、一人で本を読むにせよ、お茶を一杯丁寧に淹れる時間があると、それだけで連休の質が上がる気がするんですよね。

「いい道具は仕事の質を上げる」。
これは食器卸を続ける中でずっと感じていることですが、家で飲む一杯のお茶にも同じことが言える気がしています。

釉の記憶と燕三条の金属、どちらも作り手の時間が込められた道具です。
この八十八夜の時期に、お手元に一つ増やしてみてはいかがでしょうか。

新商品はEC各サイトでも順次公開しています。
新茶と一緒に、ぜひ。


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